1. 離島医師×島民×学生×多職種のクロストーク
離島の特有な医療課題の解決には、医療従事者の立場のみからの意見や取り組みだけではうまくいかないことも多いようです。本プロジェクトでは医療従事者・島で生活する島民・医療系または社会系のの学生・行政や福祉の担当者など、さまざまな立場から医療課題の解決のために知恵を出し合い、協議することを目指しています。異なる立場からのアイデアや他の島での取り組みが、現状を打開するきっかけとなるかもしれません。
その先駆けとして、さまざまな離島の医療従事者・非医療従事者の方々にお話を伺う取り組みも行っています。都市部の医療系学生は離島や地域の医療や暮らしの現状を知る機会があまりないので、離島医療について考える好機となっています。ご興味を持っていただいた離島で働く/暮らす方はぜひ一度お話を聞かせていただけませんでしょうか。少しの時間でも構いません、よろしくお願いします。
2. 暮らしの保健室
2022年9月に奄美大島で「暮らしの保健室」を共催させていただきました。島の医療従事者が町に出て島民の方々と触れ合い、身近な健康疑問の相談にのるという取り組みです。受療行動や健康増進に繋がるだけでなく、地域コミュニティの活性化にも役立っています。
本イベントの様子は、南海日日新聞さまにも取材・掲載いただきました。
また本イベントの開催にあたっては、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパンさま(https://www.link-j.org/sandbox/post-5255.html)に資金協力をいただきました。ありがとうございました。
I-to-島プロジェクトでは同様のオフラインイベントの開催について、目下検討中です。
Appendix. 名前の由来
プロジェクト名の『I-to-島』(読み:イトシマ)には、
①"Islands to 島" :国内・国外含め、島から島へ医療の輪、人的交流の輪が広がっていく
②「愛しい島 」 :豊かな自然と人情豊かな人々が暮らす島を守っていく
の二重の意味が込められています。