くくるCREW
Uniting Rural Health Clubs
今「くくる」ということ
ちいけんの「東医体」「西医体」があってもいいじゃん。
地域医療研究会(通称「ちいけん」)と呼ばれるサークルは、日本各地に存在し、各々が魅力的な活動をしています。しかし、地域医療研究会同士の直接的な交流の機会は乏しいのが現状です。
オーストラリアには、the National Rural Health Student Network (nrhsn)という組織が存在します。全豪28大学のRural Health Clubsが加盟し、オーストラリア各地の"ちいけん"メンバー9000名が集う巨大な組織です。
本邦でもnhrsnのような組織を創り、「ちいけん」同士一緒に学んだり、競い合ったり、飲み会をしたりしたい。全国に点在する熱意溢れる学生が一堂に会する場を提供したい。「ちいけん」にだって、運動部の"東医体(東日本総合医科学生総合体育大会)・西医体(西日本総合医科学生総合体育大会)"のようなイベントがあってもいいじゃないか?そんな思いから、私たち『くくるCREW』は大海原へと出航しました。
【ご協力いただいている団体様】(敬称略、五十音順)
-
大阪府地域医療確保修学資金生の会(仮称、設立準備中)
-
ちわなば(千葉県医師修学資金生の会)
-
東京女子医科大学地域保健研究会
-
琉球大学地域医療研究会
(2020/10/24現在)
「地域枠でよかった」と思えるように。
澪標として身を尽くす。
地域枠への嫉妬心と一般枠へのルサンチマン、経済的援助を受けているということに対する劣等感、キャリアや専門医取得への先行きの不透明感、ロールモデルの不在、そして何より、孤独。
今に至るまで、"僻地医療"や"地域医療"という言葉は、どうしてもネガティブな文脈で語られてきました。
医学部全新入生の約1割が地域枠である現在、地域枠学生が"孤独"であってはなりません。
だからこそ、この『くくるCREW』という1つの船で、地域医療に携わる学生同士が交流し、将来に渡る絆を紡ぎたい。そして、その交流を通して、「この道を選んでよかった」、「地域枠を選んでいなければ、今の僕/私はない」と思えるような人生を歩める世界になってほしい。
私たち"くくるCREW"は、地域医療に携わる学生にとっての「羅針盤」となれるよう、全力で活動して参ります。
交流と問題解決の場
船員 - crew - はあなた自身。
地域医療研究会同士の交流イベントを今冬に実施予定です。詳細は本ページや下記のリンクから発信して参ります。
-
ブログ "くくるCREWの航海日誌"
-
Twitter "@KukuruCREW"
また、本団体に参加しているImperial College Londonの医学生と協力し、海外学生との交流も活発化させて参ります。
Appendix. 名前の由来
「くくる」には、幾つかの意味があります。辞書的には「ばらばらの物をまとめる」ことを表し、字義通り私たちは日本全国に点在する地域医療研究会を連携・交流促進に向け、活動して参ります。一方、関西地方の方言では「くくる」は「結う・結ぶ」という意味があり、コミュニティや人を結び繋げていきたいという願いが込められています。また、沖縄の方言では「くくる」は「こころ」を意味し、同じ興味・関心のある事に対して集い,心も通じ合うような場を創出していくという想いを込めました。
そして、最後の「CREW」は、「船員」という意味の英語です。本プロジェクトの活動を"地域医療に興味・関心を抱く学生同士、1つの船に乗って、地域医療を探求する航海に出航する"様子に喩え、1人1人のメンバーを"クルー"と表現しました。